2014年7月5日土曜日

「県ほたるサミット2014in伊豆大会」の開催について

   第1回「県ほたるサミット2014in伊豆大会」が先週28日(土)に伊豆市の天城会館にて開かれ、大会総務委員長として参加出席いたしました。
 この大会はホタルの成育環境の保全や地域活性化をテーマに、県内のほたる保護活動関係者や愛好者、市民が参加するとともに、県東部20市町ほか多くの後援をいただいての開催でした。
 式典では、下田城二大会会長が、「自然環境の保全と観光の融和」をテーマに、県東部20市町をリレーしながら「ほたるサミット」を開催し、この地域のホタル情報を全国に発信したいと挨拶した。
基調講演
続いて、地元伊豆市の菊地豊市長からは、「昔のようなもっと美しい狩野川の清流を取り戻し、ホタルが心地よくすめる環境づくりに努めたい」「今回のサミットを契機に、環境保全についての議論が深まることを期待する」と挨拶。

 基調講演では、全国ホタル研究会名誉会長・大場蛍研究所の大場信義所長が「発光の不思議とホタルの発する可能性」と題して、世界の様々な発光生物を紹介、近年では発光の仕組みの解明が進み、医療分野への応用が進んでいると紹介した。
       
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、「ホタルの保全と地域おこし」をテーマに、大場信義所長、県東部地域政策局の滝浪勇局長、静岡新聞社の田中実論説委員、日本ビオトープ協会の櫻井淳会長の4人のパネラーが討論、「ホタル観賞を通じたまちおこしを行い、これを伊豆半島全域に広げるべき」「ホタルの生息地保全には学校との連携が必要」などの意見が出され、興味深い高レベルの内容でした。


閉会式では、以下の共同宣言が採択されました。
   関係団体・愛好者・市民

一 ホタルを通した交流を深め、環境保全施策等について情報交換を行います。
一 ホタルをはじめとする、水辺の動植物を保護・保全するため、生態系に配慮した河川の整備や水辺の浄化運動を推進し、自然との共生を目指します。
一 地域の宝であるホタルを通して、人々にふるさとへの郷愁をよ みがえらせ、以て地域間・世代間の交流を勧め、観光資源としての位置づけをも確認し、地域の発展につなげていきます。
 
 なお、引き継ぎ式で平成27年度は小山町での開催が決定いたしました。

主催者:大会会長・副会長とともに
菊地市長から込山町長へ




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