2014年11月12日水曜日

平成26年度第68回沼津市スポーツ祭柔道競技の部で挨拶

 11月3日(月)に沼津市立沼津高等学校体育館柔道場にて、沼津市教育委員会及びNPO法人沼津体育協会主催の平成26年度第68回沼津市スポーツ祭柔道競技の部が開催され、来賓として挨拶を申し上げました。
 当日の参加者は男・女幼児の部から一般の部までの個人戦に162名が出場し、熱戦が繰り広げられました。
 また、会場には親子三世代が揃っての応援も多く、微笑ましい光景が見受けられました。

 挨拶では、スポーツによる心身の鍛錬・克己の精神を養うことの大切さ、なかでも柔道を通じての習得はこれに優るものはなく、間違いのない選択であったことを称賛致しました。
 加えて、講道館柔道の創設者嘉納治五郎師範の「精力善用」「自他共栄」の心を以下のように紹介致しました。同時に保護者にはお子様への解説をお願いした次第です。
 「精力善用」「自他共栄」は、柔術の「柔よく剛を制す」の考えから、心身の力を最も有効に使うことに発展させ、これこそが柔道の一貫した考えであり、社会生活すべてに欠くことのできない重要なものであるとし、このことを実生活に活かすことによって人間と社会の進歩に貢献することができるとして、これを修業目的としなければならないとの教えである。

 私が青春時代に選択したスポーツはこの日の出場者と同じ柔道でした。その舞台は日本大学三島高等学校在学中の部活動であり、母校柔道部の第一期生でもあります。また、西島外美雄先生指導のもと同期生揃っての最初の黒帯誕生でした。
 当時、道場に掲げられていたのは今でも変わらない「克己」二文字の書でありました。

根木谷大会会長挨拶
優秀選手紹介

頑張りを期待して挨拶
参加者

2014年11月7日金曜日

平成26年度静岡県薬物乱用防止県民大会に出席

 11月1日(土)午後1時30分より4時まで、プラサ ヴェルデ(コンベンションホールA)にて、静岡県薬物乱用対策推進本部(静岡県、静岡県教育委員会、静岡県警察本部)主催、沼津市、沼津市教育委員会、静岡県薬物乱用防止指導協議会共催の平成26年度静岡県薬物乱用防止県民大会に来賓として出席いたしました。

 開会に続き県副知事(代理)、沼津市長(代理)、伊藤育子県議会副議長の挨拶、来賓、主催者の紹介、薬物乱用防止功労者及び薬物乱用防止ポスター・標語コンテスト入賞者の表彰がありました。 
 薬物乱用防止ポスターコンテストでは、最優秀に浜松市立南部中学校の姫野美月さんが、高校の部では伊東高校城ヶ崎分校の鈴木結加里さんが入賞、標語コンテストでは、最優秀に磐田市立神明中学校の根本安純さんの作品「ダメ!いらない!  未来の私の 声がした」が、また高校の部では清水西高校の髙橋日華莉さんの作品「消さないで あなたの未来と まわりの笑顔」が入賞、この他ポスター・標語コンテストの優秀賞・佳作に、薬物乱用防止に向け熱のこもった素晴らしい入賞作品が紹介されました。












 引き続き講師に加藤秀視氏(人材育成アーティスト)を迎え、「自分を愛する技術」~パワーパーソンになるために と題して特別講演があり、氏の虐待、施設、暴走族、裏社会、逮捕など、自らのどん底の経験から「人はいつからでも変われる」というメッセージに、参加者全員が聞き入っていました。

 加藤秀視氏は型破りな育成手法により、少年院を出入りする非行少年少女や問題を抱える親子など1000名以上の問題を解決に導く。その功績が評価され、2009年には「文部科学大臣奨励賞」「衆議院議長奨励賞」「人間力大賞」を受賞(当日配布資料による)


 今、薬物は世界の国々で深刻な社会問題となっており、日本でも例外ではありません。毎日の報道にもあるように、薬物の汚染は私たちの身近に迫ってきています。
 薬物乱用を防止するためには、何といっても薬物の恐ろしさを正しく理解し、薬物に関する正しい知識を身に着けることが大切です。

 薬物とは、主に精神に影響を及ぼす作用があり、気分を変えることを目的に使われ、使用を続けると健康を損なう物質のことです。
 乱用とは、気分を変えることを目的に、自分勝手に薬物を使うことや、薬の本来の目的を逸脱して使用することをいいます。





2014年11月3日月曜日

秋田県大仙市四ツ屋小学校を訪問

 先月23日に秋田県大仙市立四ツ屋小学校を訪問致しました。
 訪問の目的は全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)小学校2014年(平成26年度)都道府県ランキング1位の秋田県にあって、大仙市小学校6年生の調査結果が全ての教科において全国及び秋田県の平均正答率を上回り大変良好な結果であったことからです。また、中学校3年生においても同様の結果でありました。
 大仙市教育委員会によれば、教科に関する調査については、小・中学校共に、全ての教科において全国及び秋田県の平均正答率を上回っており、特に活用に関わるB問題について顕著であるとのこと。
 また、生活習慣・学習環境に関する調査については、小・中学校共に、ほとんどの質問事項において全国及び秋田県の平均を上回っており、望ましい生活環境の中で基本的生活習慣及び学習習慣を確立し、意欲的に学習に取り組んでいるとのことです。 
 教育委員会では、この調査を十分に活用し、児童生徒一人一人の課題の改善状況を点検するフォローアップシートや指導法の改善に活かす資料等を今後も提示し、基礎知識のさらなる定着を図っていきたい。また、小・中9年間を見通した学習指導を一層充実させながら、幼保・高・大との連携も視野に入れ、「総合的な学習」を身に着けた児童生徒の育成を目指して、各学校の取り組みを支援していきたいと結んでいます。(大仙市教育委員会による平成26年度全国学力・学習状況調査の概観より・詳しくはHPにて)

  大仙市立四ツ屋小学校の経営目標は「夢をみつけよう」であり、校長の相庭晋司先生は次のように語られました(その一部)。   子どもたちが確かな夢や希望を持つためには、先ず第一に、より深く学び広く探究する心をはぐくみたい。次に、夢をはぐくむことのできる柔らかな心の育成に努めたい。その基本は「やさしさ」であり、人を思い人をいたわり大切にする心の育成にある。最後に、子どもの生きる力を支える「つよさ」の育成である。つよさとは、心身の強さを意味する。健康で丈夫な体、そして困難にもくじけないしなやかで強い心を育てたいと。

 そして、目標達成のため、以下7項目の具体策を掲げています。
 1、学力の向上対策(基礎・基本の定着、読解力の向上、少人数学習の推進、楽しんで取り組む体力づくり) 2、生徒指導の充実(子ども教職員も毎日ワクワクするような楽しい学校を目指して、学級づくり、確かな児童理解ほか) 3、職員研修の充実 4、生命を守る安全教育 5、キャリア教育の推進 6、家庭、地域との連携 7、危機管理意識の高揚 (この他の施策は省略させていただきました。)

 学校長のもと教職員が一体となって徹底した指導に邁進している姿と、児童の元気に頑張る瞳に感動さえ覚え、全国一位の全国学力テスト結果に納得致しました。

 この視察を我が教職歴に加えて本市の教育行政に活かして参りたいと思います。



相庭校長と