総会では、青木由明会長が挨拶の中で、今年度より公益社団法人となったこと、その際の苦労話しを交えての経過報告があり、念願かなった喜びと民法上、慈善・学術・技芸その他の公益事業を目的とする団体になったことから、更なる使命遂行への決意が述べられました。なお、新年度の事業計画には、江原素六先生記念祭や「そろくまつり」の協賛、青少年育成、会報の発行等々、例年にも況して多彩な計画が盛り込まれており、その活動に大きな期待を寄せるものであります。
また、江原素六先生顕彰会会報第19号に「サミュエル・ウルマンの「青春の詩」にのせて」と題して、寄稿させて頂きました。
内容は顕彰会の継続した活動に敬意を表するとともに、郷土の偉人江原素六先生の偉業に感謝し、金岡小学校のひまわり学習をはじめ地域学習推進の功績は絶大であり、郷土の伝統文化を受け継ぎ発展させるための教育として、教育の根幹をなす実践例であることを紹介、また、東京の私学に管理職として勤務していたことから、以前より知る江原素六先生創立の麻布学園を、完全中高一貫の男子校、校則のない学園、一貫して文章を書くことに重点を置くこと等々をもって紹介しております。
サミュエル・ウルマンの「青春の詩」を以前より座右の銘としておりますのでご紹介いたします。
サミュエル・ウルマンの「青春の詩」
青春とは人生のある期間をいうのではなく、
心の様相をいうのだ。
優れた創造力、たくましき意思、炎ゆる情熱(中略)
こういう様相を青春というのだ。
年を重ねただけでは人は老いない。(中略)
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。
人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。
希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる。
(サミュエル・ウルマン:ドイツヘッヒンゲン出身のアメリカの詩人 訳:岡田義夫氏)